~一緒に考えましょう~
〇はじめに
この男の子はノア・ジュプ味がある。〇想起する作品
「依頼人」(1994)
「ファイヤークラッシュ 灼熱のカタストロフ」(2002)
「スパイ・ハンター」(2020)〇こんな話
ガリガリじゃない、引き締まってるの。
〇隣の席
一見破天荒に見える森林消防隊員(消防降下隊?)のハンナは、自身が率いて臨んだとある火災現場において起きてしまった偶発的な事故を自身の過失であると独り背負い込み(上の人間から責任を擦り付けられたことも後押しし)日々悪夢にうなされていた。そんな彼女が独り監視塔の任務に就くことになったその日、とある巨悪の不正を暴こうと立ち上がった正義漢の父を殺され、暗殺者たちに追われ山林で路頭に迷っていた少年コナーと遭遇。暗殺者はわざわざ山に放火までしてきてるもんだから山火事からも追われることに...はてさて...
もしかしたら今そこにいる(ある)人は別の誰かだったかもしれない。その人の隣にいるのは今そこにいる人ではなかったかもしれない。かつては誰が?はたまた将来的には誰が??もし自分がその立場にあったら???
絶対に変えられない取り返しのつかない今という時間の中に、あり得たかもしれない別の世界線を暗示しつつ、先人の姿を魅せることでこれからあり得るかもしれない未来もまた見据えさせる演出が光る。
数々の分岐と選択を繰り返し辿り着いたのだろう、それぞれの人間を形作る背景、人間が形作ってきた歴史を感じ取らせる手腕がさすがで、やはり大作に名を連ねる作品はこういった作り込みというか奥行きがすごいよなと改めて感動。
多くの者が通り当たり前となった道、誰かが通ったことのある道、誰かが創り上げた道、誰かが切り開いた道...、どんな道もかつては...未知...
多くの車が行き交うキレイに舗装された道路から、山を切り開かれ作られた細い道へ、さらには道なき山林へ、そして行く手を阻み退路すらも断ってくる山火事...
がむしゃらに一心不乱に無我夢中で駆け抜けた先に訪れる安心も束の間に、考える余地が生まれたことで襲い来る未知への言い知れぬ不安の中で、その先に待ち受けるナニカに対し明確な答えを持ち合わせていなくとも誰かが隣にいてくれるという、最後のところで踏ん張らせてくれる存在のありがたみに感涙。隣にいてあげなきゃだ!!
〇最後に
この3人をもっとフィーチャーしてほしかったけどまぁまぁまぁ・・・ ではでは・・・
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